本の表紙

微生物生態工学

―環境問題解決の原理と実例―

芝浦工業大学教授/農学博士 大森 俊雄編著

在庫僅少

2003年04月05日 発刊

A5・並製・208頁

定価3,360円(本体価格3,200円+税)

ISBN 978-4-7856-6036-9

内容紹介

人類が21世紀に直面する重要な課題として「環境」の問題があげられる.本書は微生物による環境修復に関心を持つ人のために教科書的にまとめているが,基礎面に重点を置いた類書とは異なり,微生物の生態系の有効利用について応用面から体系的にまとめている.本書により微生物生態工学の理解がより深まれば幸いである.

目次

  1. 自然界の微生物

    序/微生物の分類学上の位置/微生物の生育と生理/微生物の増殖と生育曲線

  2. 土壌における微生物生態

    序/微生物の「住みか」である土壌粒子の構造/各種土壌環境に生息する微生物/一般的な土壌生物の役割/地球環境と土壌微生物/微生物移植

  3. 微生物の相互作用と活性汚泥

    序/活性汚泥を用いた水処理施設/活性汚泥法のフロー/汚泥のコンポスト化による有効利用/汚泥のコンポスト化による有効利用/都市ゴミのコンポスト利用/小規模コンポスト装置の家庭ごみへの応用/まとめ

  4. 微生物と動物,植物との共生点

    生物間の関係/植物と微生物の共生/動物と微生物の共生/昆虫と微生物の共生/深海生物と化学栄養細菌

  5. 共代謝による環境汚染物質の分解

    序/共代謝を行う菌類の実例/共代謝の機構/共代謝による環境浄化/まとめ

  6. バイオフィルムの生成,構造,機能

    序/細菌によるバイオフィルムの形成過程/バイオフィルムを用いた環境汚染物質の分解/河川のバイオフィルムによる自然浄化/まとめ

  7. 微生物による各種金属のリーチング

    序/鉱物/硫黄酸化細菌・鉄酸化細菌/硫化鉱物のバイオリーチングにおける金属溶出の原理/硫化鉱物のバイオリーチング実施法/非硫化鉱物のバイオリーチング/バイオリーチングにおける今後の課題

  8. 有機化合物の嫌気分解

    序/嫌気性微生物の分類/嫌気性微生物のエネルギー獲得様式/一般的な有機化合物の嫌気分解過程/環境汚染物質の嫌気分解/嫌気条件下でのバイオレメディエーション

  9. 最近のメタン発酵技術

    産業廃棄物処理,廃水処理における発酵の意義/メタン発酵の概要/メタン発酵法の特徴と改良の方向性/メタン発酵の形式/メタンの利用/メタン発酵に関連した後処理/今後の展望

  10. 極限環境微生物とその利用

    極限環境と極限環境微生物/好熱細菌/好冷性微生物/好塩性微生物/好酸性微生物/好アルカリ微生物/好圧性微生物/貧栄養性微生物/有機溶媒耐性微生物

  11. 環境中での遺伝情報の伝播

    序/遺伝子伝播の意義/形質導入/接合伝達/形質転換/転移/汚染物質分解能の伝播現象

  12. 生態系での細菌の動態解析

    序/環境試料中からの核酸(DNA,RNA)の取得/モニタリング手法の概要/ターゲット微生物の追跡法/環境微生物の群衆構造解析

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株式会社昭晃堂(SHOKODO Co.,Ltd.) 作成:2007-01-15 更新:2008-06-01